特定母樹増殖事業

特定母樹とは

「改正間伐措置法」で農林水産大臣が指定した樹木のことです。

「成長が早く」、「材質・通直性に優れ」、「花粉量が一般の半分以下」という特徴を有します。

再造林・育林の省力化・低コスト化が期待できるうえ、CO2の吸収力が高いことが予想されており、温室効果ガス削減効果も期待されます。

また、「花粉症対策に資する苗木」として、花粉症発生源対策の切り札としても活用が予定されています。

事業内容

このような状況下、
当社は「改正間伐措置法」に基づき、森林総合研究所育種センターから「特定母樹」の配布を受け、「特定増殖事業者」として「特定母樹」の増殖を行っています。

微力ではありますが、増殖した「特定母樹」から育成した苗木(現在はスギ3品種うち1品種は少花粉)の供給を行い、再造林の省力・低コスト化、花粉症発生源対策に寄与する所存です。

(2025年度から供給を開始する予定)

特定母樹の増殖過程

発根過程

挿し穂を植え、
新しい根が形成されるまで待ちます。

養生過程

植物の成長と健康を促進します。適切な環境条件で育つように準備します。

生育過程

養生後、個別にプラントに移し替え、生育します。